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~韓国カンファの今~ MOOLSEALとのZOOM交流会

2020年5月20日

MOOLSEAL協同組合の方とZOOM交流会を開催し、カンファの様子やカンファに来ているクロツラヘラサギの様子を聞きました。

○活動内容:5月はコロナの影響で、世界中のほとんどの人々が社会的交流を止めて家で過ごす時間が長くなる時点でした。 多くの人が集まることを警戒し、さらに国境を越えて会うという交流が不可能になる状況にまで至りました。一方で、オンライン上での講義、交流が活発になりました。 SPOONは日報を発信することで会員の皆さんと継続的にコミュニケーションをとるために取り組む一方、やはり直接会う機会がないとつながりが強くならないとも考え、クロツラヘラサギが飛ぶいろんな地域を訪問してそこの人たちと会ってきました。 ちょうどクロツラヘラサギが帰って来て巣をつくり、卵を産む時期に江華島にいらっしゃる方たちの近況が知りたかったのですが、直接行くことはできないので、オンライン上での交流が活発になった現時点で、今回のZOOM交流会を企画しました。



Moolseal協同組合は韓国 江華島(カンファド)で環境教育等を行っている団体です。 SPOONは2017年と2019年、2回江華を訪問しましたが、その度にMOOLSEALの方々に探鳥活動を手伝ってもらったり、江華を一緒に回りながらその地域の歴史についても教えていただきました。去年はMOOLSEALに所属しているクロツラヘラサギ守護隊という子どもたちのグループとワークショップを行い、一緒に絵本「クロツラヘラサギ プーの手紙」を読みました。


ZOOM交流会ではヨさん達に最近のカンファの様子やカンファに来ているクロツラの様子を聞きました。現在カンファでは、コロナはほぼ収束した状態であり、穏やかな日常が続いているそうです。クロツラヘラサギ守護隊の子どもたちも、学校には行けていないものの皆元気だそうだが、しばらく会えていなくて、BANDというSNSアプリを使って子どもたちとクロツラヘラサギの情報を共有しているそうです。


そしてクロツラヘラサギは去年に比べて繁殖状況が良いそうです。ガクシアムという岩にクロツラヘラサギが毎年巣を作るのですが、先週ヨさん達が見に行ったところ、なんと40個もの卵が産みつけられているのを確認したそうです!!ミーティング中に、この卵の写真を見せてもらったのですが、クロツラヘラサギが変わらずに韓国にやって来て、新しい命が誕生していることにとても感動しました。


SPOONはクロツラヘラサギ守護隊の子どもたちと会った後、台湾に行ってワークショップを行ったこと、国際クロツラヘラサギシンポジウムに参加したことなど最近の活動内容を共有しました。ヨさん達は、韓国の子どもたちのメッセージが台湾に伝わったことを喜んでくださり、台南の子どもたちからのお返事にとても感動してくださりました。



そして、子どもワークショップで絵本を一緒に読むことは、クロツラを通し、国境や言語の壁を越えてコミュニケーションすることであり、SPOONそのものを表す活動であるように感じていると仰ってくれました。 そして、このように直接会うことが難しい状況であればあるほど、格式を重んじるより、気軽に情報を交換して連絡を取り合うことが、私たちの繋がりを持続させるのではないかというご意見もくださいました。


◯場所:ZOOMでのWEB会議

◯日付:2020年5月12日 19:00~20:30

◯主催:Team SPOON

◯参加者:Team SPOONメンバー5名、MOOLSEAL協同組合4名、土肥研究室メンバー1名

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